Gynecology 婦人科一般診察

婦人科Gynecology

婦人科診察

若者から老年期まで幅広い婦人科一般診療を行っております。

 

思春期外来

原則として内診は行わず、お腹の上からの超音波検査で診察します。

 

婦人科一般外来

月経のトラブル、性感染症など、お話しにくい症状でも、診察室のプライバシーが守られているので、安心してご相談下さい。

 

更年期外来

患者さまの症状を詳しく聞くことにより、その方にあった治療を行うように心がけています。ひとりひとりの症状にあわせて、ホルモン補充療法、漢方療法、プラセンタ療法などを行っています。

 

不妊治療

人工授精までは行っていますが、濃縮などの精子の前処置は行っておらず、自費になります。

 

避妊相談

ピル(中用量、低用量)、緊急避難ピル、子宮内避妊具(IUD、IUS)などを取り扱っています。

 

婦人科小手術

流産手術、ポリープ切除術、子宮膣部びらん焼灼術など日帰り手術で行っています。

 

一般内科

一般内科

一般の内科診療および、風しん、水とう、おたふく、インフルエンザなど予防接種などをいたします。
母子ともにご相談ください。

 

 

 

産科診察obstetrics

妊婦健診

当院の妊婦健診

当院では分娩は取りあつかっていませんが、里帰り出産の方や、仕事を休みにくい方への健診を積極的に行っており、妊娠9ヶ月ごろを目安にご希望の分娩施設へご紹介しています。
妊娠経過中に異常が起きた場合は、病診連携により、適切な医療機関へ責任を持ってご紹介させていただきます。
また、妊婦健診のたびに最新のよりリアルな4D超音波検査を行い、妊娠4ヶ月ごろより録画することができます。録画した画像は「Angel memory」というシステムを利用することによって、スマートフォンやパソコン、タブレットでいつでも、どこでも閲覧することができます。 (専用カードは2,750円税込です)

  • 妊婦健診
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4Dエコー(自費診療) 6,050円(税込)

別途、エンジェルメモリー専用カード代(2,750円税込)がかかります。

分娩

患者様の分娩スタイルのご希望に沿った病院や助産院をご紹介します。

母親学級(要予約)

助産師が水曜日に母親学級を開いています。
少人数で行っていますので、気負わず楽しく参加できると好評です。
妊娠中の不安な事を気軽に相談できた、妊婦さん同士で友人ができた、色々な情報交換の場になった、などの嬉しいお声を頂いています。
内容は、マタニティヨガ、骨盤整体教室、鍼灸教室、産後の振り返り教室などいろいろあります。

ピルについてAbout pill

『ピルはコワイ!太る!』なんてことはありません!低用量ピルの正しい知識を身につけましょう。

低用量ピルは女性の味方!

ピルについて

当院では、低用量ピル(OC)を積極的に処方しています。
低用量ピルは安全・安心でメリットがたくさんあります!
『ピルはコワイ!太る!』なんてことはありません。
本当はとっても便利な、女性の悩みを解決する薬なんです。

低用量ピルのメリット

(1)確実な避妊ができます。

99.8%以上の避妊効果があります。コンドームは破れてしまう、抜けてしまう等のハプニングがつきものです。でもその点、低用量ピルは「女性が自分自身で避妊をすることができる」唯一の方法です。

(2)月経痛が軽くなります。

女性の8割が感じている月経痛。ピルを服用した女性のほとんどが「もっと早くピルを飲み始めれば良かった」とおっしゃいます。受験や大切な面接を控えていらっしゃる方などは、なるべく早めに、遅くともその予定の3ヵ月前からはピルを飲み始めることをお勧めします。

(3)月経の量が減って、日数も短くなります

月経の期間は2~4日に短縮します。貧血の治療にも効果があります。

(4)月経の周期が安定して、確実に28日周期になります。

(5)月経前の体調不良が改善します

月経前のイライラや頭痛などの症状が改善します。

(6)月経の日を自由にコントロールできます

月経の開始日が確実に分かるので便利!月経の開始日の調整もかんたんにできます!

(7)ニキビ・多毛症に効果があります

男性ホルモンの産生、活性を抑制するため、『大人のニキビ』には非常に効果があります。

(8)不妊症や生理痛の原因となる、子宮内膜症を予防することが出来ます。

(9)子宮体ガン・卵巣ガン・大腸ガンの予防が報告されています。

 

ピルの副作用

ピルと聞くと副作用を心配される方が多いのですが、持病もなく健康な女性が医師の指導のもとに内服する限り、ほとんどリスクはありません。
服用をはじめてからこんな副作用が出ることがあります。

  • 軽い吐き気
  • 頭痛
  • 乳房の張り
  • 不正出血など

ピル開始直後に上記のマイナートラブルがおこることがありますが、1~2ヶ月内服を続けるうちにおさまります。

重大な副作用!!

血管の中で血液が固まって、血液が流れなくなる状態を"血栓症"と言い、ピルのもっとも危険な副作用と考えられます。
通常ではその副作用は非常に稀です。

*当院では充分に注意しながら安全に服用できるように定期的な血液検査、血圧の測定を行っています。

 

ピルにまつわる言い伝えのウソ!

(1)ひどい吐き気や頭痛が起こる

ほとんどの方は起きません。起きても軽く、1~2ヶ月でなくなっていきます。
また、多くはピルの種類を変更することで改善します。

(2)太る

ピルを服用することで太ることはありません。

(3)将来妊娠しにくくなる

ピルをやめると排卵が再開して妊娠可能な状態に戻ります。
むしろ、不妊症の原因となる子宮内膜症を予防します。ピルは望むときに妊娠するための方法でもあります。

(4)がんになる

ピルを服用することで将来がんになりやすくなることはありません。

院長は避妊教育ネットワークのメンバーとして、積極的にピルを啓発しています。
どんな症状に対してもその方のニーズに合わせて処方をし、ご不安なことに対しては明確にお答えしますのでご安心下さい。
望まない妊娠を少しでも減らすよう、将来幸せな出産ができるよう、そして婦人科疾患の予防の意味でもピルは素晴らしい薬です。

 

ピルの種類

当院では、その方のニーズや体調に合わせてピルを処方しています

アンジュ 1ヶ月分/2,750円
ファボワール 1ヶ月分/2,750円
ルナベルLD, ルナベルULD, フリウエルLD, フリウエルULD, ヤーズ、ヤーズフレックス、ジェミーナ、ドロエチ 保険診療薬です
1ヶ月分 600円~2,500円

保険診療薬の自己負担額は1ヶ月分2,750円です。詳しくはクリニックまでご相談ください。

*全て税込価格です

 

学割ピルについて

当院では高校生までのピルの学割を行っています。
全てのピルが1,980円(税込)になります。
受付で学生証をご提示ください。

 

ピル処方について

当院で初めてピルの処方をご希望される場合、問診、診察が必要になります。
服用方法、注意事項などのご説明の後、その方に合ったピルを処方させていただきます。
また、ピルを安心して服用していただくために、当院では下記の検査を受けていただいています。他院で検査を受けられている方はその結果をご持参ください。

(1)1年に1回の婦人科診察

  • 内診;性感染症などの疑いがないか、子宮筋腫などの病気が無いかをチェックします。(性交経験のない方は不要です)
  • 超音波検査;子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍などのチェックをします。
  • 子宮がん検診
 

(2)半年に1回の検査

  • 血液検査(貧血、肝臓の機能、血栓症のリスクのチェックのために行います)

緊急避妊Emergency contraception

緊急避妊ピル、アフターピル、EC

緊急避妊

ECとはEmergency Contraceptionの略で、緊急避妊ピル、アフターピルともいいます。緊急避妊ピルはこんな時に使います。

  • 妊娠を望まないのに無防備なセックスをした(コンドームをつけずにセックスしてしまった)
  • コンドームが破れてしまった
  • レイプ被害を受けた

・・・など

 

このような状況での望まない妊娠を避けるために用いる薬です。
ただし、緊急避妊法の避妊効果は100%ではありませんので、あくまで最終手段の避妊法ということになります。
当院では「ノルレボのジェネリック薬品(レボノルゲストレル)」、性交後120時間(5日間)まで緊急避妊効果のある「エラ」をご準備しています。

※自費診療となります。

1回分 8,000円~16,500円(税込)
 

ただし緊急避妊ピルの避妊効果は100%ではなく、あくまでも一時的な避妊でしかありません。
より確実な避妊は低用量ピルの継続的な内服しかありません。
ですから、現時点で妊娠希望の無い方は緊急避妊薬の使用をきっかけとして、低用量ピルを継続して服用をする事をぜひお勧めします。

人工妊娠中絶Abortion

当院は母体保護法の指定医です

人工妊娠中絶

残念ながら、妊娠を継続できず、中絶手術を選択することになった場合、患者さんから最も多い質問が「次に妊娠を希望した時にきちんと妊娠出来るか」ということです。
当院では、妊娠12週までの方を対象に、日帰りで、痛みのない、心とからだへの負担の軽い中絶手術を心がけています。
人工妊娠中絶手術は、母体保護法に基づいて、都道府県の指定する医師が行うものと規定されています。
当院は母体保護法の指定医を受けておりますので、安心してご来院下さい。

 

当院の人工妊娠中絶術の特長

  • 1.日帰り手術
  • 2.痛みが少ない
  • 3.母体保護指定医
  • 4.からだへの負担の少ない吸引法
  • 5.術後のアフターケア

 

中絶手術の実際の流れ

(1)診察で妊娠週数の確認と手術のための検査をします

診察を行ない、ご心配な点や手術について、術後のケアなどを納得いくまでご説明します。
診察では、超音波検査で正常妊娠かどうかの確認と正確な週数を出します。
当院では中絶手術前に血液検査(貧血・HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎・血液型など)・クラミジア検査を行っています。
クラミジアに感染している状態で中絶手術をすると、手術後に腹膜炎になってしまう可能性があるからです。

(2)手術日を決めて予約します

手術は妊娠5週以降で行います。
妊娠5週より前での中絶手術の場合、子宮の壁に傷をつけたり、あまりにも胎嚢が小さすぎて取り残す可能性があるからです。人工妊娠中絶術は妊娠6週から9週までが母体への負担が最も少ない時期です。
手術日は、診察日に決めても良いですし、後日お電話で予約を頂いても結構です。直接窓口(052-757-0222)までお電話ください。

同意書(手術同意書)の説明

人工妊娠中絶術を受けるためには同意書が必要です。同意書には、お二人のご住所、氏名等をそのご本人が書き、捺印していただきます。この同意書(手術同意書)は、提出が義務付けられており、パートナーの男性の同意が原則として必要となります。同意書は手術当日までにご用意下さい。

費用の説明、当日の説明

中絶手術費用、当日の注意事項等の説明をします。

お会計

当日の費用(初診時)は初診料・検診代・超音波検査代含めて、17,600円(税込)です。
(診察の状況により費用が変わる場合があります)

(3)手術当日

1.受付で手続きを行い、手術費用をお預かりします。

週数 妊娠9週まで 妊娠10~11週
金額 110,000円(税込) 165,000円(税込)
 

2.手術の時に子宮に傷をつけることを防ぐため、前処置を行います。

3.中絶手術時間は約10分程度で、吸引法という吸引器械を使用した安全な方法で中絶手術を行います。
吸引法で手術をすると中絶手術の時間が少なくてすみ、子宮の回復も早いことが特徴です。

4.手術後の経過をみるため2~3時間ほどベッドで安静にしていただきます。

5.麻酔が十分覚めたら水分をとっていただき、手術後のお薬と注意事項の説明を受け、その後お帰りいただきます。

(4)中絶手術後について

  • 当日は自分で自転車や自動車を運転しないでください。
  • 当日は、なるべく安静にしてください。
  • 翌日からデスクワーク等の軽い労働も問題ありません。
  • 手術後7日目に診察に来ていただき診療は終了となります。

中絶手術後は低用量ピルの内服をお勧めしております。今後の避妊や月経周期と子宮の回復を促す事が目的です。

(5)手術リスク

極めて稀に子宮が傷ついてしまったり、術後に感染を起こすことがあります。
極めて稀なことですが、手術を繰り返し受けることのない様、今後の避妊についても一緒に考えています。

 

最後に・・・。

人工妊娠中絶

女性はどうしても、「きちんと避妊してほしい」と避妊のことをパートナーに口に出して伝えることをためらいがちです。
でも産むにしても、人工妊娠中絶を受けるにしても、最終的には女性の心や体に負担がかかります。
今回、残念ながら妊娠を継続できなかった。。。
本当に残念だと思います。
でもこれからは、『自分の心とからだは自分で守る』ことを心がけてほしいと思います。
低用量ピルはきちんと服用すればほぼ100%の避妊効果を得ることが出来ます。そして自分で自分を守ることが出来る唯一の方法です。
ピルは決して恐ろしいものではありません。
確実な避妊以外にも、月経痛や月経前の体調不良、お顔の吹き出物、月経不順などを改善してくれる効果があります。
何よりも、決まった日にちに月経がきちんとくることが本当に安心です。今まで、「コンドームはつけていたけどホントにきちんと生理来るかな?」と心配していた問題がすっきり解決です。
ぜひ女性が主体性を持って『自分の心とからだを自分で守る』ためにもピルを服用していただきたいと願います。